2018年12月の上海出張診療は12/19と12/20での2日間でした。
今回は某歯科大学の大学病院保存科(根の治療の分野)の医局員がきちんとラバーダム防湿をして根管治療(神経の治療)をしたのにも関わらず瘻孔(フィステル)が出てきてしまって違和感が消えないという初診患者さんが来院されました。
まあ、ラバーダム防湿したから治る訳ではないですし、ラバーダム防湿だけじゃないですからね・・・。大事なのは・・・。
でも、通常ですと私の診療を受診する方はラバーダム防湿なんて全くされてないくて、何回も通院したとか、数ヶ月痛みが引かないとか、穿孔だらけで歯がボロボロだったり、まあ色々と酷い状況の方が多いのですが、今回の方はそれなりに良い治療は受けていらっしゃる方だと思いました。
残念ながら日本では歯内療法専門医を養成するプログラムはただ1つしかなく、北米の大学みたいに進んでません。正直言って日本の教育は今ひとつだと思いますので、北米の歯内療法専門医のように一貫した教育を受けた歯科医師とは多少差が出てしまいます。
今回の方は次回から診療開始ですが、以前きちんとやっている分私が改善させる事ができるか?不安ではありますが、努力して診療にあたりたいと思います。最悪外科的歯内療法をすれば良いですしね・・・。でも中国(上海)での外科的歯内療法って大変なんですよね・・・。(涙)
まあ、まずはコンベンショナルな普通の再根管治療で治りますよ〜に!ひたすら祈ります!^^
今回は荷物が色々とあって帰りはスーツケース2個を持って日本に帰る感じでした。いや〜、マジで疲れました・・・。
我塁了〜!^^