上海での歯内療法専門医として、中国語での紹介状に対応しました!

私は毎月上海に出張診療していますが、毎回時間があれば中国語のレッスンを受けています。

中国人の先生がカフェとかに来てくれてマンツーマンで色々と勉強を教えてくれるので楽しいですし、中国での生活ではかなり便利な事です。

今回は初めての歯科医院からの紹介状を患者さんがお持ちになりました。上海の中国人歯科医師からでしたので紹介状が全て中国語(普通话)でした。歯内療法専門医は必ずかかりつけ歯科医院と連携して診療します。なぜなら歯内療法専門医の治療は土台(支台築造)までしかやりませんので、その後の仮歯(テンポラリークラウン)や最終的な修復(クラウンやブリッジなど最終的な補綴物)は全てかかりつけ歯科医院の歯科医師にやってもらう必要があります。

まあ、診療できる領域、責任が明確になっているという事です。私は歯内療法専門医ですので、「根尖性歯周炎の予防と治療」という目的達成のみを行う歯科医師です。他の診療については全く対応出来ませんので、かかりつけ歯科医院に相談してもらう形になります。

今回は中国人歯科医師からの依頼の紹介状を訳してもらい、返信を私のPCで中国語を打ち込んで記載し、PDFでEメールにてお送りさせて頂きました。

日本だと郵便の文書で送る事が多いですが、中国ではEメールか微信(we chat)でほとんどやりとりしています。いや〜、中国はある意味色々と便利ですね。

恐らく歯内療法専門医は今のところ上海(もっと言えば中国)に私一人かもしれません。中国では、まだ根の治療で他の歯科医院を紹介する。という文化が育ってないように思えます。日本でさえまだまだですので・・・。

でも日本では私のような歯内療法しかやらない歯科医師(歯科医院)が北海道、東京近郊に数名、群馬、名古屋、大阪に数名、福岡など少しずつ広がっている状況です。

そもそも一人の歯科医師がなんでもかんでもやるのは無理なんですよ・・・。

このあたりをわかってもらえれば良いなあ・・。と思って日々活動しています。

次回の上海診療は1/15と1/16の2日間です。予約は若干の空きがあります。